腰方形筋
[検査法]
検査される人はうつ伏せになります。
検査する側の股関節を外側に開き、膝を脇の方に向かって引き付けます。
検査する人は、検査される人の足首を掴んで、
膝が伸びるように抵抗を加えます。
先ほど検査した腹斜筋と同じ側が弱くなっていると思います。
[調整法]
腰方形筋の場所ですが、
前にならえの先頭の人が腰に手を当てて立つポーズをやってみてください。
その時に親指が当たっている場所から頭の方へ手を動かしてみてください。
背骨側に向かって指を横から押し込むと
上下に硬くなっている筋に触れると思います。
その筋の一番上の方を横から背骨側に向かって
ゆっくりと深く指で押し込んでいきます。
深く指を押し込まれると痛みを伴いますが、
息を止めずに吐くことを意識して深呼吸を繰り返します。
そうすると、痛みがだんだんと和らいできます。
痛みが和らいだら、もう一度弱い方だけ検査をします。
力が入るようになっていると思います。
これだけでは不十分ですので、
弱っていた筋肉を動かしていきます。
方法は先ほどの検査法と同じです。
10回×3セットを繰り返します。
以上、4つの筋肉の検査方法と調整法を解説しました。
全部の運動が終わった後、
腰を曲げたり反らしたり、捻ったりしてみてください。
やる前と比べて動きやすくなり、痛みが軽減しているのではないでしょうか。
長い間、慢性的に腰痛が続いている人は
弱っている側だけで結構ですので、
この運動を毎日繰り返してみてください。
左右の筋肉のバランスが整うと、
次第に痛みが出にくくなってくると思います。